Windows Terminalをライトテーマ(白背景)に切り替えたとき、PowerShellの既定のシンタックスカラーが見づらくなることがあります。特にコマンドや数値、選択範囲の視認性が落ちやすいのが難点です。
この問題は、PSReadLineのカラースキームをカスタマイズすることで解決できます。表示色のコントラストを調整すれば、白背景でも読みやすいPowerShell環境を作ることができます。
最小構成のカスタマイズ例
以下は、シンプルかつ実用的な設定例です。
- 基本のテキストはターミナルの既定色に任せる
- 数値はやや暗めのグレー
- コマンドはアクセントカラー(黄色)
- 選択範囲は反転表示
# PowerShellで実行(PSReadLineが必要)
Import-Module PSReadLine
Set-PSReadLineOption -Colors @{
ContinuationPrompt = "$([char]0x1b)[39m" # 既定の前景色
Default = "$([char]0x1b)[39m" # 通常テキスト
Type = "$([char]0x1b)[39m" # 型名
Selection = "$([char]0x1b)[39;49;7m" # 反転表示
Command = "$([char]0x1b)[33m" # コマンド(黄色)
Member = "$([char]0x1b)[39m" # メンバー名
Number = "$([char]0x1b)[38;5;242m"# グレー(256色)
}
設定のポイント
■ 既定の前景色 [39m]
テキストカラーを固定せず、Windows Terminal側の配色に任せます。 これにより、ライトテーマでもダークテーマでも自然に馴染みます。
■ コマンドは黄色 [33m]
白背景でもしっかり目立つ、標準的で視認性の高い色です。 強すぎず、長時間の作業でも疲れにくいのが利点です。
■ 数値はグレー [38;5;242m]
256色パレットを使った落ち着いたグレー。 主張しすぎず、それでいて読みやすさは維持されます。
■ 選択範囲は反転 [7m]
前景色と背景色を入れ替えることで、テーマに関係なく確実に目立ちます。
設定を永続化する方法
毎回設定するのは面倒なので、PowerShellのプロファイルに保存しておきます。
-
プロファイルを開く
notepad $PROFILE -
上記の
Set-PSReadLineOptionのコードを貼り付けて保存 -
ターミナルを再起動(またはその場で再実行)
まとめ
PSReadLineの配色を少し調整するだけで、白背景でも見やすいPowerShell環境が整います。 特に「既定色を活かす」「アクセントだけ加える」という方針にすると、テーマ変更にも柔軟に対応できます。
シンプルな設定ですが、日常の操作性は確実に向上するはずです。